会場


山の広場 野外劇場

焼き物で作られた空間をいつでも誰でも体験できる場所。人と自然がコラボレーションして新しい表現が生まれる場所。

山の広場 公式サイト

この「山の広場」に近づき、まず最初に目にするのは反響板を成すその後ろ姿であろう。地震によって出来たような裂け目だらけの、濃く赤い巨礫が緑の丘の上に鎮座している。そして殻の様な反響板を周りその内部に入ると、炎で濃く色づいた「赤」や深く暗い「茶」のグラデーションに囲まれる。そのような我々を囲んでいる彫り刻まれた線、形状その物体全体には亀裂を伴っている。それは人々の手によって叩き打たれた厚い粘土の塊が焼き固められて岩石に変わったことを示している。そしてその亀裂から光が差し、我々を照らすのである。自然の中にある作品であるからこそ、移り変わる季節によって作品は姿を変える。

本プロジェクトは我々の「焼き物から成る空間」への探求により、ソーシャルエンゲージドアートの一つとして始動した。この作品は2000年から2016年の16年間に渡って制作されたのだが、協力者や再生資源の確保に苦労した一方で、最終的に集まったボランティアの数は2000人以上にも上り、非常に大きなコミュニティを形成するに至った。制作に関わった人々は「巨大な焼き物としての反響板」を実現するという共通の目標の元、協力してくれたのだが、無事完成する保証も無いことは皆も承知の上の挑戦であった。なぜならば、焼き物に関する2万6000年もの歴史の中で、このような巨大な作品を現地で作りそのまま焼成するといったようなことは、史上初の試みであった為だ。故に実際、多少なりとも、不信感を抱いていた人が居たことは事実である。しかし、様々な幸運や人々の協力のおかげで、本作品は無事完成することができた。完成後、この「山の広場」では音楽・現代美術・自然・デザインなどに関する国際的なイベントが数多く開催され、多くの人が幅広く交流できる場所となっている。なお、活動は全て非営利で行っている。

アクセス


名古屋市からお車で約60分
岡崎市からお車で約90分
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